設 立 趣 旨

 雪崩事故は、遭遇すれば生還する確立は極めて低いとされています。雪山を愛する人達にとっては、最も興味の有る自然現象かもしれません。最近の冬のレジャーは、「バツクカントリー」という言葉と共に、スキー、スノーボード、テレマークスキー、あるいはスノーシュー等を用いて、スキー場から外の世界へ、若者から年配の方まで、幅の広い年代層で新しいフィールドを求める傾向が見られます。特に若者については、冒険的な心理が働き、今までかつて「冬に入り込むべきでない」とされてきた斜面までを「遊びの場」として利用するようになってきました。

 我々は、これらの動向を否定するつもりは毛頭ございません。しかし、確実に雪崩リスクの高いフィールドが、多くの人々が求める「冬の遊び場」になる時代が訪れていると確信しております。当然、雪崩による事故も考えられるのです。

 今まで、雪崩事故に対しては、その捜索方法の特殊性などから生存救出を考える事はとても困難でした。しかし、時代は変貌しました。雪崩に対する講習会などの啓蒙から、雪崩に埋没しても埋没位置を特定できる電波発信機(ビーコン)の普及、雪の中に埋もれていた遭難者にどのような応急処置が有効であるか、雪崩に埋没しても、相当の時間生存しているケースが有る事などが分ってきたのです。「これから起こる雪崩事故に対して、生存救出できる可能性を高めることは出来ないだろうか…。」雪崩に対する恐怖を知る我々が、「人命を救いたい」という願いから出た問いかけでした。

 我々は、スキー場で行われている雪崩処理技術を雪崩事故捜索に取り入れることで、雪崩救助方法が進化するのでは、と考えました。そこで仲間と話し合い、賛同者を求めて行動を始めたのです。

 そして我々は、
雪崩処理を含む雪崩専門の活動組織、ACTを組織する事を決めたのです。

事務局

白馬村事務所

長野県北安曇郡白馬村2809-1
tel/090-4361-0159 or 0261-72-6651(代表 元村幸時)

定款

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 雪崩遭難・災害時の人命救助

 我々は、災害現場の把握、二次雪崩の危険性の見極め、二次雪崩除去作業、救助隊の突入判断補助、ビーコン捜索、救助犬捜索などを行います。

 雪崩遭難・災害時は、救助作業が安全に行える様な環境であるかどうかを判断することは非常に困難です。我々はその危険性を見極め、二次雪崩の危険があれば除去作業を行い、その危険を取り除きます。

 救助作業が安全に行える環境を提供することが最も重要な作業と位置付けています。

 
雪崩遭難・災害の予防に関する啓発活動

 我々は、万が一の雪崩遭難・災害に備え、普段からトレーニングを積んでおります。しかし、そのノウハウを我々独自のものとするつもりは毛頭ございません。我々が研究した救助方法が救助活動に生かせるのであれば、我々はそれを喜んで提供いたします。また、我々と同じ志をもつ個人や団体と連携を取り、よりよい救助方法を検証いたします。

 しかし、一番大切なことは遭難や災害を未然に防ぐことであります。

 雪崩遭難防止につきましては、最低限の装備と知識をもって冬山に入るように啓蒙活動を行います。本年度も昨年度同様、スキー場やスキー・登山用品店にポスターで呼びかけます。

 雪崩災害防止につきましては、行政に働きかけ改善を求めていきます。

 雪崩災害をなくしたい。雪崩遭難をなくしたい。そしてもしもの時は全力で命を助けたい。我々の願いは、ただそれだけなのです。


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